勇者の疑惑について続報です。
先日の記事にて、今年度の勇者レオンの実績のほとんどが「困難住民の悩み解決事業」、いわゆるサブクエストであり、戦闘を伴うクエストはわずか16件に留まったと報告しました。
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グランエルデ通信が独自に調査を行ったところ、その16件も勇者パーティの実績として報告されていますが、実際の戦闘は勇者以外のパーティメンバーが行っており、勇者自身は戦っていないのではという疑惑が浮かび上がっています。
目撃者の証言
今年４月に勇者パーティの戦闘を目撃したドワーフのガンテツさんは、
「勇者パーティは６～７人だったが、主に戦っているのは勇者以外のメンバーだった。勇者レオンは後ろで腕を組んで指示を出しているだけだったよ」
とコメントしています。
聖剣の輝きを誰も目にしていない
勇者レオンが所持している「聖剣キャリバー」についても疑惑が浮上しています。
「聖剣キャリバー」は戦闘時に聖なる輝きを放ち、魔物を寄せ付けない聖属性の力をまとうと言われいます。勇者レオンがこの町に来て3年になりますが、いまだに聖剣が光り輝く所を見た人間はいません。
「勇者レオンが所持している聖剣キャリバーは偽物なのでは？」と疑う声も出ています。
勇者レオンのコメント
これに対し勇者レオンは
「聖剣はあくまでも奥の手、普通の戦闘では使わないようにしている」「最近は仲間に経験を積んでもらうため、自分は後衛に徹しているにすぎない。必要があれば前に出て戦っている」とコメントしています。
勇者が剣を抜かずとも現在平和なこの町ですが、勇者レオンは本当に英雄なのか。
勇者としての資質が問われています。
